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グレナツ(FT)・グラ刹(00)大好きな管理人の日常だったり愚痴だったり・・・ 時々サイトで更新する前のssとかうpしています。
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うーん・・・。
オチはいずこに…ORZ
そして、素晴らしくキャラ崩壊ナツもグレイもあんなんじゃないです・・・((泣
いやはや、文才が無いって悲しいですね。
なんともなぁ~
せめてナツとグレイを描けるようになったらなぁ…
マンガとか・・・絵とか・・・・
とにかく男が苦手な人間なのでこれは程遠い話;;

まぁ、いっぺん死んできますw


※自分が提示した設定無視で、グレ×ナツ設定。



『ねぇ、ナツは明日チョコあげるの?』
唐突な質問に、何のことか思い当たらずナツは首を傾げる。
『は?なんで?』

『そんなの決まってるじゃない!!バレンタインだからよ!グレイにあげないの?』
『なっ!!なんで、そんなことであげなきゃなんねーんだよ!!ってか、それ女があげるもんだろ…。』

『別に、そんなの関係ないわよ。最近は普通に友達とか周りの人にあげるくらいだもの。それに…きっとナツがあげたらグレイ喜ぶわよ~』
『そんなもんか~?あいつなら毎年いっぱい貰ってるし、別にうれしくも・・・』

『そんなことないわ!! だって好きな人から貰えるほど嬉しいものはないのよ!』
そういうとルーシィは、ばんっ!! とナツの目の前に大量のチョコを置いた。

『・・・・・・・・俺が作るのか!?』
『それはそうよ! それに今グレイは、クエストに行ってていないわ。驚かすにはちょうどいいじゃない♪』


というのは、もう昨日の話。
そして、当日、日がやや高く上って来た今、ルーシィが大量にチョコをナツに渡した理由を痛切に感じていた。
「・・・・わっかんねぇな…」

もとより、あまり料理をしないナツは容器の中で固まる…というよりは焦げているチョコレートに首を傾げる。

ルーシィにはチョコを溶かして固めるだけだから、簡単だと聞いて昨日の夜に始めたのだが湯銭にかけて溶かすということを知らないナツは容器にチョコレートを入れ、それを自らの炎で溶かそうとしていた。

こういうときハッピーがいたら何かわかるかもしれないのだが、いつもは一緒にいるはずのハッピーは何故か昨日から見かけず今に至っている。
「いっそ、ここは素手で…」

容器に焦げ付くくらいなら、この際素手でも試してみるかという出来心からナツは素手でチョコレートをつかみ腕から炎を出し熱で溶かし始めたころだった。
玄関がドンドンと叩かれた。
「だれだー?」「おい、ナツいるかー?」
外と中の声は重なり、同時にナツはいつもの調子で応答した自分を悔やむ。

外にいるのはグレイだ。
手元を見れば、手から腕にかけて垂れるチョコレートが体温と炎の熱で溶けところによっては焦げている。
そして、今はそれがかたまり出して腕が妙な乾燥と動き辛さを感じる。
だが今はそれどころではなかった。

キッチンのテーブルの上や自分の手を見てナツは途方に暮れる。
グレイにチョコレートを作っていたことはもちろん、それができていないことも本人には知られたくない。
「おい、ナツいるんだろ?今日バレンタインでミラちゃんがチョコ配ってんだけどもうすぐなくなりそうだから、お前呼んで来いって。入るぞ?」

ナツは焦りと今、ここへグレイを入れてはいけないと思うことで頭が回らず、どう動こうか考えているうちにナツの家の玄関の鍵がかかってないことを知っているグレイは構わず入ってくる。
「ちょっっ、ばか!!入ってくんな!!」

とりあえずキッチンや腕を見られるわけにはいかないので腕は体の後ろへ回し玄関まで走っていく。
「なんだよ、いつもならチョコ欲しがってミラちゃんにいっぱい貰ってるから、クエストから帰ってきたばっかな俺が呼びに来てやったのに。」
「だって、それは…」

強く言い返すことができずに、押し黙っているとグレイが家中に充満している焦げたチョコレートの苦いような煙たいような匂いに気がつく。
「ナツ、今何やってんだ?大丈夫か?」
グレイはそういうと玄関から奥へはいっていこうとする。

ナツは何としてでもそれは食い止めなければと、ナツにかまわず進もうとするグレイの腕をつかむ。
「ちょっと、待ってって!!」
ナツの手に違和感を感じたグレイが振り返ったときナツは自分の腕がチョコまみれだったことに気がつき手を後ろへ引っ込める。
だが、それはすでに遅くすぐにグレイの腕が、それをつかみ前に引き戻された。

「っこれは、ちょっと・・・・」
言いわけに困ったナツが俯き口ごもっていると、手に生ぬるい感覚があることに気がつく。
顔をあげると、グレイに持ち上げられたナツの手についたチョコレートをグレイがなめていた。
それを、見て焦りと羞恥からナツの顔は真っ赤に染まる。
「っっなにしてんだよ!!」

反射的に腕を引っこめようとするが、軽い力ではグレイの腕は振りほどくことができず徐々に腕を覆っているチョコレートをなめとられる。
「これ、俺のだろ?」
「だって、それはルーシィが・・・・作ったらって。でも結局やり方わかんねーから出来てねーし…。」
焦るあまり、本当のことを口走る。

「ルーシィが言ったからって、頑張って作ろうとしてくれたのはナツだろ?それに形なんて関係ねーよ。」
俺はそれが嬉しい。と言ってグレイは再びナツの腕についたチョコレートを舐める。
「…わりぃ。でもやっぱギルド行ってミラとかルーシィとかに貰って来いよ!!」
いつもの馬鹿力を駆使してグレイの手から自らの腕を引き抜く。

その場をやり過ごそうとナツは深く俯きチョコレートがまだたくさん残る腕も力なくぶら下がっている。
グレイはそんなナツの顎をすくい軽くキスをする。
「俺はナツのがいいんだ。・・・・見返り楽しみにしとけよ?」
そういうと唖然とするナツを強く抱きしめた。

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